活動の記録

ハウジング&リフォームあいち2011で「W健康チェック」を実施

いきいきリフォームあいち展示ブース

 3月4日〜6日の3日間、吹上ホールで開催された「ハウジング&リフォームあいち2011」のバリアフリー展示コーナーにて、『Wで健康チェック』を行いました。
 これは、身体の専門家(理学療法士)による体力測定と住まいの専門家(建築士)によるバリアフリー度チェックをもとに、健康生活とそれを支える住宅リフォームへのアドバイスを行うものです。


●体力測定メニュー
 ○柔軟性チェック(長座体前屈)
 ○バランス力チェック(片足立ち)
 ○反応時間チェック(棒つかみ)
 ○敏捷性チェック(いすの立ち上がり)
 ○握力チェック
 ○血圧チェック
上記測定後、健康アドバイス


●バリアフリー度測定メニュー
 ○玄関チェック 
 ○浴室チェック
 ○トイレチェック
上記1つ〜3つ測定後、住宅リフォームアドバイス

 3月5日〜6日の2日間で、92名の方に行っていただけました。
 ご参加いただいた方々、ありがとうございました。ここでのアドバイスが活かされ、より健康な生活が送られるとよいですね。


ダブル健康チェックの年齢別性別参加者数

※後日、また詳細をお知らせします。
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住宅リォームスキルアップ講座を開催

 2月5日(土)、2月26日(土)の2日間で、住宅リフォームスキルアップ講座を開催しました。

○1日目(2月5日(土)13:30〜17:00)
 ■講義1 建築知識のい・ろ・は ―どこまで壁を壊せるの?
        講師 加藤幸雄(建築士・やさしい住まいの支援ネット)
  1)日本家屋の特徴
  2)住宅の基本的構造
  3)住生活を楽しむ主要な仕上げ
  4)実例からみた各専門職の役割
   実際に行った例を基に、住宅リフォーム計画の検討時に、どのような職種がどのような役割を果たすかに焦点
   をあてて説明。
    ・体幹機能障害・左片麻痺により伝い摺足歩行移動の負担軽減と介助負担の軽減のため2階居住室を1階に
     移動する整備事例
    ・交通事故により両下肢機能全廃、両上肢運動・知覚障害、排尿・排便障 害、尾骨ジョクソウの対象者が、電動
     車いすにより外部散歩を含め移動生活できるようリハビリ中に整備した事例
    ・高齢により伝い歩行の対象者が引越先マンションの玄関を安全に安心して外出できるように整備した事例
     など

 ■講義2 住宅リフォームノウハウあ・れ・こ・れ ―うまく使おうリフォームの補助制度―
        講師 内藤惠子(建築士・福祉住環境コーディネーター・本法人理事)
  1)さまざまなリフォームの補助制度
   耐震改修関連の補助制度、太陽光発電などエコ設備導入に関する補助制度、住宅エコポイント、減税制度、
   特にバリアフリーリフォームに関する県内市町村の独自制度について説明。
  2)介護保険利用の住宅リフォームの疑問について一問一答形式で紹介
  3)実例を基に、介護保険住宅改修費の給付の可否について意見交換
    ・段差解消にあたるか?(上がりかまちの段差解消、階段の勾配をゆるくする場合)
    ・両側の手すりの設置の可能性
    ・より安全な通路の新設
    ・2方向アプローチの可否
  4)名古屋市の障害者住宅改造補助金を使った住宅リフォームの流れ

○2日目(2月26日(土)13:30〜17:00)
 ■講義3 福祉用具の機能と役割 ―そうか福祉用具はこう使えるんだ!―
        講師 冨板 充(社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団、作業療法士)
  1)なごや福祉用具プラザの概要説明
  2)会場全体を使って高齢者の生活の質の向上を目指す福祉用具の紹介
    ・車いす(スロープ昇降体験、段差乗り越え体験…代表者)
    ・ベッド・マットレス・ポータブルトイレ・リフト(ベッドからポータブルトイレへの移乗の身体の動きを確認)
    ・変換便座・補高便座・昇降便座
    ・浴槽・シャワーいす・シャワーキャリー・入浴台・浴槽台(床から浴槽への移乗の身体の動きを確認) など
     いろいろな福祉用具を紹介していただきました
  3)モデルハウスで部屋ごとに使われている福祉用具を紹介
    ・屋内用車いす・段差解消機・さまざまなリフトなど

 ■講義4 疾患別住宅リフォームとリハビリテーション ―ICFの視点から―
        講師 尾田篤彦(理学療法士・本法人理事)
            銭田良博(理学療法士・本法人理事)
  1)ICFとは?
   ICFの考え方を説明し、各項目にあてはまる内容を整理して箇条書きをしていくことにより、対象者の状況を踏
   まえたリフォームを考えることができる。まずは、このモデルを覚えることを説明。
  2)疾患別のリフォームのポイント
   一人のモデルを登場させて物語風に語ることによって、下記の疾患について、モデルのICFの状態、改修のポ
   イントなどを分かりやすく説明。
    ・大腿骨頚部骨折
    ・関節リウマチ
    ・パーキンソン病
    ・アルツハイマー型認知症
    ・脳卒中
     会場の様子
  3)まとめ
   住宅リフォームを進めるにあたり、対象者のICF、トイレでの排泄の仕方、移動動作のレベル、予後予測、QOL
   (生きがい)の5項目を踏まえて行うことが、よりよい計画につながる。



「高齢者等居住安定化推進事業」選定を受け、これから以下の活動をしていこうと考えております。ご協力のほどお願いいたします。


■今後の活動内容(「高齢者等居住安定化推進事業」関係)

@啓発リーフレットを制作・配布
市町村や関係団体等を通じて住民に情報発信します。

A住宅リフォーム相談会を各地域で開催
住宅リフォーム相談を受けるとともに、いきいき住宅リフォームに関する情報提供を行います。

B住宅リフォーム奨励制度の仕組みづくり
複数の専門職が関わる住宅リフォーム事例を収集するとともに、その事例提供を行ったチームや個人の取組みを広く紹介します。

C住宅リフォーム事例集を制作・活用
上記の活動をまとめ、複数の専門職が関わり実施する「いきいき住宅リフォーム」の過程をわかりやすく紹介します。事例集は、関係者へ配布するとともに、専門職向けの講座や住民向けの相談会等で活用し、質の高い住宅リフォームの普及につなげます。

Dスキルアップ講座を開催
住宅リフォームに関わる専門職に対し、リフォーム技能・技術の向上に資します。

※ご不明な点、ご意見等ありましたら、事務局までお寄せください。


@ これまで「いきいき住宅リフォームお助け隊協議会」として、アドバイザー講習・マイスター講習を行いました。詳しくはこちら
A 総会記念講演会を開催しました。
講演日時:平成17年6月11日(土) 午後2時から4時
会場:名古屋市公会堂 第7会議室
参加者:93名
講演録はこちらです。
B いきいき住宅リフォーム「登録会員指定講習」を開催しました。
・講習日時:平成17年7月16日、23日、31日 午後1時〜5時
・会場:星城大学リハビリテーション学院
・参加者:本法人の登録会員258名
C いきいき住宅リフォーム「地域別懇談会」を開催しました。
・開催日時:平成17年9月16日、21日、22日、27日、28日
・会場:NPO交流プラザ、一宮市民会館 他
D いきいき住宅リフォーム「フォローアップ講習」を開催しました。
・開催日時:平成17年10月16日、23日、11月12日、26日
・会場:星城大学リハビリテーション学院、TOTOショールーム 他
・参加者:159名